成長を促す習慣・・・
■問題意識
問題意識という言葉があります。
物事を『何故、こうなるのか?』の視点で捉える事によって、物事の本質を考えていく行為です。8割の問題は2割の根本原因から発生しているといわれます。根本原因とは例えば、子供が泣いている 。これは現象面の問題点です。
理由を聞くと、おなかが痛いといいます。これは表面上の問題です。さらに何故、おなかが痛いのかと確認すると悪いものを食べたといいます。これが根本原因です。
問題解決の場合の基本は、この根本原因を見つけることがポイントになります。
■問題意識を強くする
問題意識は、目的意識・役割意識・当事者としての自覚意識があるから、強くなります。
●目的意識・・・目的や目標を知っている事
●役割意識・・・それが自分の問題であると感じる事。
●当事者としての自覚意識・・・自分が何とかしなくてはと感じる事
チームの目指すものは何かという目的意識があるから、自分は何をすべきかの役割意識が出て、問題に気づき、自分の事として考えるわけです。この行為を意識することで『考える行動』を習慣化できるといいます。
よく考えなさいといわれます。しかし、日常から考える行為を習慣化していないと現実には時間がかかり、ムダに終わる事が多くなります。
■知っていること」と「考えること」は違う
知っている事を只単に直面する問題に当てはめる事だけでは、考えている事になりません。
考える為の視点には次の3点が必要。
●知っていることを直ぐに当てはめない(ちょっと待てよの視点)
●別に答はないかと問い直す(正解はひとつではない)
●何故、こうなるのか?(問題意識を持つ)
このような事を問題意識を持って考えるテーマとして取組む事は成長を促す習慣といわれます。
以上