つまり企業経営には、損益益よりも・・・
■資金繰りの考え方
損益計算書は、その企業が当期中にどれだけの収入(売上)を得て、どれだけ儲けたか(利益をあげたか)を見るもの。
それとは別に、一定期間中にいくらの入金があって、いくらの出金があるかを見るのが資金繰りの考え方である。
■黒字でも倒産
企業は黒字でも倒産する
これは一見、不可解な現象に思えるが、事実である。なぜこのようなことが起こるかというと、企業における「資金」とは人体における「血液」と同じ意味をもち、その流れが絶たれればどんなに健康体であっても生命は維持できないからだ。
■企業経営で優先するもの
損益は野球のペナントレースみたいなもので、月によっては赤字でも、決算期までに黒字に追い込めばよい。
しかし資金繰りは、ボクシングの試合のごとく、明日1億円の金が入金する事が分かっていても、突然不渡りを出せば、それで倒産。
つまり企業経営には、損益益よりも資金繰りが優先する。
ご参考にしてください。
以上
マイスター・コンサルタンツ株式会社
代表主席コンサルタント 小池浩二