2014年7月22日 単位あたりの生産性
ムダは隠れてしまっている。
ムダ自身が自分で隠れるわけではなく、人に隠されてしまうのである。
効率のよくない組織(ムダが多い)は、人員配置を「整数」で考え、効率のよい組織(ムダが少ない)は、人員配置を「小数点」で考える。
効率のよくない組織(ムダが多い)は、「この業務はAさん担当」と個人に仕事を割り当て、人を1人(整数)で割り当てる。
効率のよい組織(ムダが少ない)は、仕事に必要なスキル・時間で与えていくから、業務の仕事量を小数点で考える(この業務は0.5人分、これは0.7人分)。
例えば、3つの仕事を2人でこなせるように人員配置する。
個人の事情に合わせて仕事をするから、余計なムダな作業が増えていく。
生産性を上げるとは、数字に反映されるが、それは積上げ指標の売上・粗利だけではない。
単位あたりの売上・粗利でも構わない。単位あたりとは1時間当たり、経費1円あたり、社員一人当たりである。
積上げ指標だけでなく、単位あたりの生産性も考えるべきである。 |