V.既存商品・既存市場領域の戦略

《1.売上貢献から見た既存商品構成》
従来の差額30 差額対策商品
ゾーン
@スポット商品・・・季節、イベント要因で出る商品
Aアイテムアップ商品・・・定番商品でアイテムアップの押込みが効く商品
Bトレンド商品・・・流行もので一時的にでる商品
読めなくなった
数字20
スクラップ商品
ゾーン
@スクラップ商品・・・以前はベース商品であったが、ベース枠から外され、
利益率・数量は期待できず、価格下落がとまらない
読める数字50 ベース商品
ゾーン
@定番商品・・・利益率は下がり気味だが、数量は安定
A利益商品・・・利益率は平均より上をキープし、数量は安定
B弱体商品・・・利益率・数量ともに下がり、価格のみが取引条件
Cオンリーワン商品・・・客にとって、代替が利きにくい商品
D育成商品・・・利益率はキープされ、数量的に今後望める

《2.顧客売上高変化予想》
【@売上高を伸ばせる顧客】 【A売上高が現状維持顧客】
   
   
   
【B売上高が下がる顧客】 【C売上高が0になる顧客】

最重要ゾーン

顧客の売上そのものが下がり、財務状態が悪くなり、後継者もいないとなると廃業・倒産等が多発する。このBCゾーンはこの危険性が高い。
顧客の今を把握する事。これは東京商工リサーチ等のデーターでは最新物でも1年前。現場の実態を正しく早く掴むこと。

B売上高が下がる顧客 + C売上高が0になる顧客の
合計は幾らになりますか?
そのリカバリーは?

《3.貢献度別の顧客・商品カテゴリー重点主義戦略》
Aランク基本対策
Aゾーンで全体の8割を占めているので、対応も慎重にならざるを得ない
顧客 常に満足度を高めて更なる信頼を勝ち取り、売上を伸ばす努力をするゾーン。又、ロイヤリテイの高い顧客も多いので、明日の飯の種情報収集を怠らない。
商品 売上構成上、ベース商品ゾーンの定番・利益商品で欠品させてはならない。
Bランク基本対策
戦略的に最も重要である。将来、Aにランクアップするか採算性からCに落とすかの判断が必要
顧客 既存顧客だけではなく、新規獲得顧客もこのゾーンに入る。伸びる可能性がある顧客、下がる可能性がある顧客を見極める事が必要。入れ替えの激しいゾーンにすべき戦略の注ぎ場所。
商品 売上構成上のベース商品ゾーンやスクラップ商品ゾーンや差額対策ゾーンである。全ての商品にAゾーンへランクアップかCゾーンへのランクダウンの可能性がある
Cランク基本対策
件数は多いが、合わせて売上の1割以下であるので、特徴のある顧客・商品に傾注すればよし。
顧客 こちらから攻めるには、コストが高くつくので、会社管理顧客とする
商品 死に筋商品を切り捨てると客足は遠退く可能性もあり、全体の商品構成、品揃えのバランス感が求めらる。
▲UP
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