コラム

仕事の知恵袋

2018年4月17日◆ ◆ 年商10億突破は社員の入れ替え戦が始まる ◆ ◆

創業時から頑張ってきた社員が・・・

■社員をつくって、成長させた事例A社
 
A社は構造設計関係の技術力の高い仕事をしている。
国が推奨している経営革新支援法、創造法をダブルで取得するぐらいの高い
技術を持っている。この技術を活かした事業展開をすれば、これから成長していくだろう。
しかし、O社長は考えた。
会社が成長するとは創業時から頑張ってきた社員が成長しないと社員の総入れ替えになる。
そこで成長の為の戦略づくりは出来初めているので、その本格展開の前に、会社の仕組みづくりを3年かけてチャレンジされた。
つまり、会社の成長スピードは人の成長スピードより確実に早い。O社長はこれを客観的に分析させ、ならば会社成長スピードに対応できる社員を先に創り、会社を成長させようと考えた。
そして3年が過ぎ、売上高20億、社員50名の会社づくりを本格スタートすると宣言された。
 
■面白いが、基盤がないB社
 
あるB社は創業15年で、ここ3年間売上高が10億、20億、30億と倍々ゲームで成長している。成長戦略が先に来ている例である。成長企業にはよくある事だが、このB社も会社の土台である仕組み創りが出来ていない。
現状の姿を例えると平屋住宅の基礎の上に鉄筋コンクリート10階建てのビルが建っている状態である。当然、今の基礎で成長した上物を持ち堪えるはずがない。
ある金融機関より、私のところに『非常に成長して面白い会社があるが、何せ基礎が出来ていない。何とか創ってくれないか』とご依頼があり、現在仕組みづくりに着手している。
経営の技術で差が出る時代になっている。経営の第一義は、継続して栄える事にある。
ただし、大企業のやり方ではなく、中小企業には中小企業のやり方がある。
                                                                                                               
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◆ 今回のまとめ ◆
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会社が成長していくと創業時から頑張ってきた社員が成長しないと社員の入れ替え戦が始まる。
 
ご参考にしてください。

以上
                                  マイスター・コンサルタンツ株式会社
                                  代表主席コンサルタント 小池浩二

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