代表経営者一人より、社長が複数いる企業が強い・・・
■最適な場所の探求とは
自社とっての適正規模、1番利益を出しやすい体制、1番経営の運営がしやすい方法を見つける事である。
つまり、最大よりも最良の発想を持つ事である。最大とはどこかの時点で最大になるでしょうが、最良を目指すとは追い求めていかなければいけない永遠のテーマである。
環境が変わればその時点での最良のやり方に対応しなければならない。経営を永らくやると良い時もあれば悪い時もある。環境が変わっても軸がぶれない最適化を目指すべきである。
■利益の出しやすい体制を創るとは
A社はクリーニング業であるが、最適規模の追求の為に分社化を推進した。
この業界において収益の適性規模は1工場売上高1~1.5億円で1工場で3億やるより、分散した方が効率がよい。
A社は企業規模の拡大を行う為に現状進出エリアではマーケット需要からして、困難であると判断した。そして県内NO1都市に進出した。他地域戦略を実施していく為には同数の経営者がいなければ展開はできない。
そこでA社は経営者の弟であるK部長を経営者として送り込んだ。K部長は販売・生産能力はあるが、計数・資金繰り等は全くの初めてである。最初は自分には無理と泣きながら相談を受けたが、何とか努力し、金融機関の交渉、工場
立ち上げ、従業員の採用・育成、資金繰り等を1年でそこそこ出来るレベル迄育った。
■代表経営者一人より、社長が複数いる企業が強い
規模だけではなく人の面から考えると、
・経営者が1人・役員幹部が5人の組織より
・代表経営者が1人・経営者が3人・役員幹部が2人の組織の方が強い。
何せ役員幹部が資金繰りを自分で担当すると理屈抜きに鍛えられる。
利益を出しやすい、経営の運営がしやすい体制を創る事は会社の維持・継続・発展につながる条件づくりである。
これが現在の企業戦略の展開視点で考えるとホールディング制による複数事業展開による分社経営となります。
ご参考にしてください。
以上
マイスター・コンサルタンツ株式会社
代表主席コンサルタント 小池浩二