新人の出社時の様子の確認、変化の素早いチェック・・・
■教育する者の姿勢と学ばせ方
社員が明確に教える側の立場に立つ事は初めてのケースが多い。
当然だが、『教えるから偉い』のではない。あくまでも役割であるので勘違いしてはいけない。教える事はその内容を理解し、実践出来ないと教える事は難しい。
その為には自分の入社から現在に至る過程を振り返り、整理する必要がある。だから教える側が最大の勉強になる。
■ブラザー・シスター制度
ブラザー制度とは、新人に対し親身になって相談にのり、教育を推進していく担当者制度である。新人1人に対し、教える責任協力者を1人つくる事である。
新人に仕事の中身だけではなく、
●会社内の暗黙の了解事項
●それ以外の悩み事や人間関係の相談など
をお兄さん的存在で対処して頂くものである。
且つ、新人の出社時の様子の確認、変化の素早いチェックを行う。貴社の新入社員の5月9日(月)の出社した際の
・表情
・姿勢
・声色
・覇気
・出社時間
・服装
入社した1か月前の状態と比べると変化はありますか?
新入社員の機微を把握するのがブラザー・シスターです。変化に気づき、早く対処してあげるのが大きな役割です。
4月1日は緊張して入社式に臨み、新人研修で頭と肉体が疲れた状態で、長期休日のGWに突入しています。
このGWで学生時代の友人と会って、様々の情報交換を行い、5月9日に出社してきます。
つまり、4月1日と5月9日では同じ名前でも人物に変化が生じています。この事を最前線で対処するのがブラザー・シスターとなります。
確かに部署全体で見ればと思われるが、全体で見ようとするから観れないのである。
ご参考にしてください。
以上
マイスター・コンサルタンツ株式会社
代表主席コンサルタント 小池浩二