会社は何もしないと潰れる生き物・・・
中小企業社員を対象に、自分たちの会社に抱いているイメージを尋ねたアンケート結果があります。
そこで特徴的なのは、
・経営理念。経営方針が不明確
・経営状態が不安定と答えている社員が多い。
■思い付きの経営
理念、方針が不明確だと感じている社員が多いのは、経営者が思いつきの経営スタイルをとっている事もその要因です。思いつきの経営スタイルの行き着く先は、社長と社員のコミュニケーション不足による断絶だ。
「俺の目を見れば(背中を見れば)わかってくれるはずだ」と言っても何もわからないし、わかれと言うほうが無理である。
■組織の骨格
この経営理念。経営方針は組織の骨格であり、最も重要な部分である。言い換えれば、会社の価値観を表すもの。だから、経営理念。経営方針が明らかでないと、共有すべき価値観がないことになり、どうしても目的意識の希薄なバラバラの集団になりやすい。
■正直者がバカを見る
・社内の規律が守られていない
・信賞必罰がない
・報告しなくても何も言われないと思っている社員も多い。
つまり、当たり前の事を当たり前のように行う環境が脆弱となっている事が多い。
少し極端な言い方になるが、「正直者がバカを見る」風土が蔓延していくと出来る人もやらなくなる。
会社は何もしないと潰れる生き物です。会社が潰れないように、敢えて意図的に組織運営に必要なルールと基準をつくる事で倒産を回避させます。
ご参考にしてください。
以上
マイスター・コンサルタンツ株式会社
代表主席コンサルタント 小池浩二