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仕事の知恵袋

2021年12月9日◆ ◆ 頭の体操 ◆ ◆

損益分岐点の考え方を活用・・・

業績管理のポイントになる変動損益計算や損益分岐点の考え方を活用して
頭の体操をしてみましょう

■変動費と固定費(練習問題1)
【設問1】
1ヶ月間、ラーメン屋を営業すると固定費は800,000円かかります。
この固定費を吸収して利益を+-0のトントン状態にする為に必要なラーメンは何杯売らないといけないでしょうか?

【設定条件】
・ラーメン1杯 600円
・1杯当りにかかる変動費 200円
・固定費 800,000円
・利益 0円

■変動費と固定費(練習問題2)

【設問2】
1ヶ月間、ラーメン屋を営業すると固定費は1,300,000円かかります。
この固定費を吸収して利益を600,000円以上稼ぐ為に必要な売上高とラーメンは何杯売らないといけないでしょうか?

【設定条件】
・ラーメン1杯 800円
・1杯当りにかかる変動費 325円
・固定費 1,300,000円
・利益 600,000円


■回答
【設問1 回答】
・ラーメン1杯当りの限界利益高を算出します
・600円(売価)-200円(変動費)=400円(限界利益高)
・固定費800,000円をラーメン一杯当り限界利益の400円で吸収するには何杯必要か?

固定費800,000円÷限界利益400円=2000杯(回答)

【設問Ⅱ 回答】
・ラーメン1杯当りの限界利益高を算出します
・800円(売価)-325円(変動費)=475円(限界利益高)
・固定費800,000円吸収して、利益600,000円を出す為には何杯必要か?
合算金額1,400,000円÷限界利益475円=4000杯(回答)
4000杯×800円=3,200,000円(売上高回答)

ご参考にしてください。
                               
                             以上

                                                 マイスター・コンサルタンツ株式会社
                 代表主席コンサルタント 小池浩二

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