コラム

仕事の知恵袋

2021年8月28日◆ ◆ 真似るモデルを示せ ◆ ◆

メンバーと一緒に学んでいけばよい・・・

チームメンバーの最も身近なお手本はサブリーダーとなります。
下の人間は良くも悪くも上を見て、育ちます。学ぶの原点は真似ることです。野球少年が大谷選手のスイングを真似するように、誰もが経験のあることで、これは職場でも同じ事です。
 
■職場に神様は要らない
 
新しいメンバーは常にサブリーダーの仕事振りをよく見て、真似して、育っていくものです。つまり、サブリーダーはメンバーに対して、ある意味『真似るモデル』を示していく事になります。仕事の内容、チームの動かした方、OJTの仕方等々です。常に見られている事を意識すべきです。しかし、見られているから、完璧にこなそうと力まない方がよいですし、そもそも職場に神様は要りません。
 
■権威主義
 
完璧にこなす神様は、真似るモデルにはなりません。ありのままの自分を見せれば十分です。
ありのままとは、
・真似をしてほしい部分(見習ってほしい)
・真似されたくない部分(見習ってほしくない)が当然あります。
真似してほしいところは、自分に自信がある部分で是非、積極的に教えていきましょう。逆に真似されたくないところは、メンバーと一緒に学んでいけばよいだけです。
                                                                     
■自分の弱さを認める強さ             
                                                                                   
85歳になる日本の名優、大滝 秀治さんのいわれた言葉に『自信と謙虚 、驕りと卑下』というのがあります。
本当に謙虚な人は、自信がある人。自信に裏打ちされて、謙虚になれる。謙虚であるということは、心を開いて受け取ること。つまり、自分の弱さを認める強さです。出来ないのに、出来ると見せかける行為。これは自分を卑下していきます。自分を卑下していくと『何で自分だけが、なぜあいつが・・・等』とエゴだけが巨大化します。こうなると、何も身に付きません。その逆が驕り高ぶりです。根拠のない優越感ほど始末が悪いものはありません。一緒に学ぶ姿勢を理解していただき、メンバーの真似るモデルを示していきまし
ょう。
 
ご参考にしてください。
                               
                             以上
                                                   マイスター・コンサルタンツ株式会社
                 代表主席コンサルタント 小池浩二
 
 

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