コラム

仕事の知恵袋

2021年5月29日◆ ◆ コロナ禍での新人社員の基本動作 ◆ ◆

自信が生まれれば、成長に加速度が・・・

■業務上の基本動作
これはどの会社・店舗でもやらねば仕事にならない基本的な動作である。
内容として
 
・挨拶
・身だしなみ
・発声
・朝礼
・終礼
・電話
・指示命令
・報告連絡
・会議
・クレーム対策
・整理・整頓
・問題解決等がある。
 
多くの会社で上手くできていないのが、この業務上の基本動作である。基本動作を出来る様にする為には、先ず各基本動作の内容・意味をよく理解する事である。
例えば、『報告・連絡』とあるが『報告』と『連絡』は違う。連絡とは事実を正確に伝える事ある。報告とは事実を正確に伝え、その対策まで考えて伝える事である。
 
多くの会社で見受けられる報告は事実を正確に伝えるのみで対策が入らない。対策が入らないとは『メッセンジャー』である。メッセンジャーではなく、『コーデイネイター』になるのが報告であり、自ら対策を考えるから経験がノウハウとなり、知恵になるのである。
 
次に基本動作のやり方を決め継続・習慣化して『体得』する事である。体得とは体がその動作を覚えており、何も考えずに出来るレベルである。朝起きたら、必ず顔を洗う。意識して顔を洗う事ない。それは生まれてから何万回と繰り返したから、無意識に出来るのである。
基本動作が出来ないのは体得していないからであり、体得させる為の社内の基本動作パターンが出来ていないからである。
 
■コロナ禍の新人に欠けている基本動作
コロナ禍で飛沫対策でマスクをする事で、新人が出来ないのが発声訓練。その影響かもしれないが、今年の新入社員で大きな声を出す社員が少ないように感じます。
 
声を出す為には
〇複式呼吸
〇正しい口の開け方がポイントになります。
 
《正しい口の空け方(母音)》
あ・・縦に指3本分あける
い・・両口の端を横に引っ張る
う・・ろうそくを吹き消すように唇を突き出す
え・・笑顔、口の端を上にあげる
お・・ピンポン玉1個分の空洞を空ける
 
声は大きい声を出すのが目的ではなく、コミュニケーションで人に理解させる事が重要です。その為には通る声を出す事です。その為には日常から、腹式呼吸と口の空け方を意識する事です。皆様の会社で朝礼等で経営理念や経営方針、目標を唱和する事があると思い
ますが、その時に意識をさせる事です。
又、唱和のリーダー役は入社2ヶ月あれば十分にJOBリーダーになれます。声を出す事により、自信が生まれます。自信が生まれれば、成長に加速度が増します。今年入社の新人社員にお勧めします。
 
ご参考にしてください。
                               
                             以上
 
                                                   マイスター・コンサルタンツ株式会社
                             代表主席コンサルタント 小池浩二
 

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