経営の中身を追求していく経営・・・
■ダイヤモンド経営
ダイヤモンド経営とは、規模の追求より経営の中身を追求していく経営である。
経営の中身の代表的な指標となるのは、次の5つ。
●安定性・・経営の安定度・危険度
●収益性・・利益を確保する売上・経費構造
●生産性・・売上高・粗利益高の量・質
●回転性・・物・資産の回転性、活用度合い
●成長性・・過去と現在対比で数値の成長度合い
この中で特に関係がある指標が
●安定性・・経営の安定度・危険度
●収益性・・利益を確保する売上・経費構造 です。
私が経営コンサルタントを30年やらせていただいて、ダイヤモンド経営のレベルと感じる目安は
◆営業利益率 20% です。
参考までに有名企業の営業利益トップ10社の営業利益率ランキング2019年
1位 JR東海 37.79%
2位 SBG 24.51%
3位 NTTドコモ 20.93%
4位 KDDI 19.95%
5位 SB 19.20%
6位 NTT 14.25%
7位 ソニー 10.31%
8位 トヨタ 8.16%
9位 日立 7.96%
10位 ホンダ 4.57%
■ダイヤモンド経営の目安
ダイヤモンド経営の条件は、会社の中におけるベースを創る事。特に、定番商品を存在がポイントになります。
定番商品は、一時期に売れすぎるベストセラー商品ではなく、長い間ご利用していただけるロングセラー商品であり、その収益構造の目安は
●固定経費の〇〇%を定番商品の粗利益で賄う指標が出来ると定番商品の存在価値が会社に生まれます。
《継栄の軸足・・・動画で説明しています》
テーマ:ベース力の高い経営が経営基盤を強くする
https://www.youtube.com/watch?v=S39z8e8Iqw0
■ダイヤモンド経営の現場での恩恵
経営は、継続して栄える事。
言い換えれば、良い時も悪い時もあるのが経営。
コンサルタント歴30年の中で
・バブル崩壊
・9,11
・リーマンショック
・ITバブル
・東日本大震災
・コロナ禍
と経験していますが、安定性があるから健全成長が出来るのは、企業経営の本質です。
その安定経営があるから、ダイヤモンド経営に企業レベルを上げる事が出来ます。
そして、ダイヤモンド経営になると
・企業防御日数が365日を超えます(365日売上高ゼロでも、企業維持可能)
・企業収益の先行管理が24か月単位で可能になります
■コロナ禍での構造改革
多くの企業がコロナ禍で、融資を受けその返済が1~2年の間で始まり、その過程の中で
・残存者利益の奪いあい
・収益構造の変革が必然となります
つまり、発想の変革が求められます。発想の変革は日常の物の見方・考え方から視点を変える方が成功しやすいと古今東西の成功者が語っています。ダイヤモンド経営、営業利益率20%を確保するスタイルで自社を大胆に見直す機会です。
今すぐ出来る事ではなく、本当にやりたい事を描く視点がダイヤモンド経営のスタートになります。
ご参考にしてください。
以上
マイスター・コンサルタンツ株式会社
代表主席コンサルタント 小池浩二