問題の捉え方が違ってくる・・・
■問題を見えやすくする
チームとして問題解決を行う時に、リーダーに求められるのが目指す状態をメンバー全員に共有させ、現状を見える化にする事です。
問題が発生した時に、
〇リーダー
・これは問題であり最優先に解決すべきだと考える
〇メンバーは
・それは別に問題ではないのではないか?
・確かに問題だけれども、もっと大事な問題があるのではないか?
何が問題か?
これは、その現象を見る人の価値判断基準によって問題の捉え方が違ってくる。
■そもそも仕事の問題には正解がない
同じ状況でも人によって、置かれた立場の違いや状況によって問題の捉え方は大きく異なる。例えば営業部門では、顧客からの注文に即応できるように在庫は確保しておきたい。しかし生産・物流部門では、在庫は最小限にしておきたい。同じ社内においても利害が対立する場合も多い。
■問題意識のすり合わせ
どのようにすれば問題意識はすり合わせられるのか?
問題は誰かの目を通してのみ問題となるわけで、最初からチーム共通の問題があるわけではない。ひとりひとりが問題にしている問題を【いかに共通な問題にしていくか】というプロセスが必要になります。
■問題とする“基準”
・達成すべき目標
・維持すべき水準
・保持すべき正常状態
・守るべき基準等々が共有化されていなくては,何を問題とするかがバラバラになってしまう。つまり、基準が共有化されて、初めて問題を共有化出来る環境が整備されます。
ご参考にしてください。
以上
マイスター・コンサルタンツ株式会社
代表主席コンサルタント 小池浩二