コラム

仕事の知恵袋

2021年1月23日◆ ◆ 経営者の使命感・理念を浸透させる ◆ ◆

精神・考え方を浸透させることが重要・・・

■錦の御旗
経営理念はバラバラ集団を統一させるための動力源であり、そして『私達は何故、この戦いをするのか?』を動機づける錦の御旗である。
 
■錦の御旗
日本において経営理念を重視した「使命感経営」の第一人者は、パナソニック創業者の松下幸之助氏である。
松下氏は事業経営の一番根本になるのは、
・自社が何のために存在しているのか
・この経営をどういう目的で、またどのようなやり方で行っていくのか
 
という点について、正しい経営理念を持つことが重要だと説明している。会社の存在理由・経営目的・経営方法についての正しい経営理念が根底にあってこそ、事業経営において大事な技術力・販売力・資金力・そして人の力が初めて真に生かされてくるのだと確信していた。
 
■使命感への目覚め
しかし、松下氏は事業を始めた当初から明確な理念を持っていたわけではない。当初は商売の通念・社会の常識に従って努力していたに過ぎない。だが、あるきっかけから生産者の使命について考えた結果、その使命は「この世の貧しさを克服する」ことであると確信した。
 
■経営者のアクション
生活に必要な物資を豊富な水のように安く無尽蔵に提供する事が必要とする考え方を確立した。これが松下幸之助氏の「水道哲学」である。形だけを見れば単に物をつくっていると見えるかもしれないが、その過程には至るところに経営者の精神が生き生きと躍動している」と同氏は語っている。つまり、経営者は会社の上層部から現場に至るまで、その精神・考え方を浸透させることが重要なのである。
経営者として会社を継続して繁栄させるためには、しっかりした使命感・経営理念を持つことはもちろんだが、社員に対し、常にそのことを訴え続け、浸透させていくアクションが必要となる。
 
ご参考にしてください。
                               
                             以上
 
                                                マイスター・コンサルタンツ株式会社
                 代表主席コンサルタント 小池浩二
 

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