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仕事の知恵袋

2020年9月27日◆ ◆ 基本動作を徹底する方法 ◆ ◆

社員各自のすることがバラバラだと・・

■やり方の統一化
 
社員各自のすることがバラバラだと、基本動作がせっかくうまくいっても、それは個人のものとしてしか定着しない。
 
そうならないためには会社・部門として、やり方を決め、統一させることが重要である。
 
例えば、報告を実施するときに必ず問題となる点は、
 
「報告の内容(何について報告するか)」
「報告するタイミング」
「報告の仕方」が統一されていないことである。
 
だから、せっかく報告されても、人によって報告の深度に「差」が生まれてしまう。これは、やり方が統一されていないから起こる現象である。             
 
 
■呼称の共通言語化
 
同じ行為を指してもAさんは「あれ」、Bさんは「これ」と呼称すれば、混乱をきたすだけである。そのためには、呼称の統一化を図る。
 
例えば、報告を実施するときも
「事後報告」なのか
「中間報告」なのか
「緊急報告」なのか、呼称を統一することによって指示・命令もやりやすくなる。
 
■環境整備の状況を確認
 
1週間に1回、環境チェックをする日を設ける。これは基本動作の実施状況を確認することである。まず、「今週は整理整頓、来週はクレーム……」といった具合に、月間で予定を立
てる。予定を立てたら、環境チェックをする担当者を決める。担当者は月ごとに交代させ、全員で実施する。
 
もちろん、これを行う前には、各基本動作の「チェックポイント」をまとめて、伝えておかなければならない。チェックが終わったら部署内で発表・説明し、意識の継続化を促し、基本動作の徹底を図っていく。
 
ご参考にしてください。
                               
                             以上
 
                                      マイスター・コンサルタンツ株式会社
                 代表主席コンサルタント 小池浩二
 
 

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