確保すべき利益が確保できない・・・
■2種類のコストダウン活動
なぜ、業務の標準化が必要なのか?
それは『キーピングロス』を起こすからです。キーピングロスとは『本来、出来なければならない業務が出来ない為に発生するロス』の事です。よく製造業・建設業でコストダウン活動を見かけるが、コストダウン活動には
大別すると2種類あります。
●コストキーピング活動
本来のコスト(仕様書・設計書・見積書通り)に抑える活動
●コストリダクション活動
従来のコストから製造方法・原材料等の変更を通して、コストをドラステックに変える方法
■部門の共通語
多くの会社で見受けられるのは、本来のコストキーピーング活動が出来ておらず、本来確保すべき利益が確保できない事です。これは戦術レベルにおいて、決まった具体策・基本動作の理解・浸透・徹底が出来ていない事を意味します。
何も製造現場・建築現場だけの事ではありません。むしろ会社を一歩出たら糸の切れた凧状態になる営業部門はキーピングロスの概念すらないところが多い。例えば、1ヶ月当りの訪問件数、見積書提出数、新規開拓アクション件数等がなく、各営業マンによって営業活動方法が違う事です。
キーピングロスゼロ活動で重要な事は、戦術の具体策・基本動作を会社、部門の共通語にしていく事です。
ご参考にしてください。
以上
マイスター・コンサルタンツ株式会社
代表主席コンサルタント 小池浩二