コラム

仕事の知恵袋

2020年3月20日◆ ◆ 景気の気は、人間のマインド ◆ ◆

体験・経験を伝えて・・・

複雑系社会(物事が予測不可能に変化する社会)に対して、学習能力を発揮する対応が求められています。

現在のコロナウイルスパンデミック状態で、経済状況に変化が出ています。

例えば、

●旅行会社やイベント会社では仕事がなく、会社に出社する社員も少ない

この現象は関係各所に様々な影響を出ているが、コピー販売会社にも影響が出ている。出社する社員が少なくなれば、コピー機の使用機会が減少し、コピーカウンター料金が激減しているそうです。コピー販売会社の売上ベース
が減少するので、大変である。

●病院に診察に行く人が2月から減少している

巷で言われ始めているのが、開業医院の6月以降の廃業危機である。
患者のレセプトを請求3か月後に医院に請求金額が振り込まれます。2月から影響を受けていますので、資金の回転が悪くなる予測があり、その為に廃業に追い込まれる医院がでるかもしれません。

●2020オリンピック・パラリンピックが延期・中止になったら・・

様々な現象が発生し、様々な立場の人がweb,TV,新聞等で色々な事を発信しています。

肝要な事は、今回のコロナウイルス騒動の現状において、各社の社員の方々が我が社、自分に及ぼす影響を我が事として考え・受け止め・対応していく姿勢を持ち、取組む事です。

考えてみれば、過去を遡り12年周期の十二支で考えても

●2008年のリーマンショック発生(過去最大の経済ダメージ)

●2011年の大震災発生時への対応(1000年に1回の未曽有の災害)

●先進国家で世界初の縮小社会への対応(近代国家で初めての現象)

●2019年等の天災発生時への対応(想定外の出来事連鎖)

これらの事を体験し、様々な困難を何とか乗り越え、会社も個人も今を生きています。これらの事を経験された幹部・社員の方は、適切な表現ではないかもしれませんが経済パニックを初めて経験される社員の皆様に、ご自身の体験・経験を伝えてあげてください。

景気の気は、人間のマインドです。マインドが意味もなく不安になり、後ろ向きになると経営活動にとって良い事はありません。

体験を紡いでいく事で、組織・個人のレベルが上がり、当たり前のレベルが変わります。

お忙しいところ恐縮ですが、幹部・先輩社員の皆様。

よろしくお願いいたします。

 
ご参考にしてください。

以上


                                 マイスター・コンサルタンツ株式会社
                                 代表主席コンサルタント 小池浩二
 

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