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仕事の知恵袋

2019年7月31日◆ ◆ 年商30億前後でよく起こる問題点 ◆ ◆

経営幹部が歩くルールブックから脱皮し・・・

■融合化がポイント
 
社員数が50名前後になり、複数事業会社・複数事業部・複数拠点スタイルで運営していく会社には共通の問題が発生しやすくなる。それは、多面的展開経営でやり放なし体質を持っており、ややもすると膨張成長気味になっている事です。核になる人財候補はいるが、人を動かす方策のパターンがなく、バラバラ状態となりやすい。組織運営における部門運営の基本は、各部門長の経験や性格に左右されてはいけない。各部門長の経験や性格に左右されると、同じ社名を名乗っているが、別法人の色合いが強くなる。年商30億を突破する為には、この標準化や様々な
融合化がポイントになります。
 
■年商30億前後で起こる問題点
 
何故、Aさんが10年かけて出来るようになったノウハウを共有化しないのか? 
Aさんと自分は違うので、自分は自分なりのやり方でやる。これでは、会社にはなりません。人の成長スピードは、会社の成長スピードより確実に遅いから、それが歪となって会社内に問題を発生させます。
この歪が現場では、
●マネージメントが出来ない
●人が動かない
●一人当たりの生産性が減少等の問題として表面化します。
会社全体を考えると、経営幹部が歩くルールブックから脱皮し、会社の仕組みづくり(ルールと基準の整備とシステム化)に取りかかる環境づくりが必要となる規模を動かす人のレベルアップとは、基盤や組織運営の形を推進させる能力のレベルアップの事です。年商30億前後の幹部の皆さんは、現場の仕事をする能力は高い。しかし、企業規模の拡大や仕事の範囲や内容が変化する事に伴い、組織を動かして、業績を上げる仕事のやり方にシフトする事が求められています。
 
ご参考にしてください
 
                               
                             以上
 
                                                  マイスター・コンサルタンツ株式会社
                 代表主席コンサルタント 小池浩二

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