V.やるべき事をパターン化する決定事項遵守ノウハウ

《1.やるべき事をパターン化するデシジョンボードシステム》・・・・決まったことを決まった通りに実行する
@決定のしっ放し防止と、キメ細かいチェックをし、決定事項を推進するために、決定事項の「デシジョンボードシステム」が必要である。
A常にやるべきこと・やっていることが全員の目に映る【目で見える管理】状態にする 。
B随時チェック・コントロールすることによって、成果・結果を出すことができる・・・・・仲間の目は誤魔化せない。
↓
@デシジョンボードのパターンを決める。 D終了分は消す。
Aデシジョンシステムは部門毎につくる。 E変更・中断・中止分はその旨を記入する。
B決定事項をチェックするマネジメント・タイムを設ける。 F遅れているものは催促し、厳しく指導する。
C決定事項は、事の大小に関係なく、決定順に追加記入する。 G日報等のデイリーでもコントロールをする。

《2.役員・部門長と課長クラスはしつこく・細かく現場業務を指導していくこと》
@決め事を守らないから起こる社内現象
  ・叱れる幹部が少ないから、社員は決め事をやらなくなる
  ・幹部自ら、決め事をやらないから、やらせる迫力がなくなる
  ・幹部は、決まった事をやらせる為に地位と給料を上げている事を理解していない
  ・何を基準に人を動かすのかという発想がない
  ・自分の行動予定を組めない社員が多すぎる
  ・優先順位を考えないピントずれの行動が目立つ
  ・決定事項を行動に移す為のタイムスケジュールの工夫がないから、決め事の実践ができない

A役員・部門長と課長クラス(現場指導職)の基本業務は経営者の方針を理解し、それを現場で実践させる為の仕組みを動かし、やらせる事である。それがマネージメント・リーダーシップといわれるものである。

Bしつこく=『メンバーのやるべき事をやらせる事』であり、細かく=『メンバーの行動予定を押える事』である。

Cあの社員なら、出来るだろうのスタンスではない。人間性は信用しても社員のとる行動までは信用しないというスタンスに立つこと。

Dその要諦は行動予定をキチンと把握する事である。これが出来ないと現環境下ではマネージメントにならない事を認識していただきたい。

〜最後に〜

中小企業の社長は口うるさい。決め事をやらせる為にしつこく言い続ける。しかし会社の規模が大きくなり始めると『決め事分野の社長の躾』にも限界がある。なぜなら、目が届かなくなるからだ。

だから役員・部門長がその機能を果たさないと決め事を守らない風土が出来上がる。

決め事を守らせる人を創る方法は、原始的なやり方だが、躾にエエカッコしてもしょうがない。又、守らせるシステムは組織に牽制機能を発揮させる方法です。効果抜群です。

決め事を守るシステムは経営の実践度をアップさせる方法です。是非、チャレンジしてみてはいかがですか?

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