V.経営方針の作成ポイント

《1.経営方針の作成ポイント》
@今期の業績決定要因とは、1年間の戦い方の中で、何を最重要として、推進徹底させるかの内容です。
Aこれは必ず各社、各部門にあります
Bこの業績を決める決定要因を経営方針にするのがわかりやすいし、経営の運営方法としては非常にやりやすい
Cそれぞれの関係をわかりやすくし、会社全体の動きを見えやすくする事である。

《事例A社》
最重要項目 ポイント 真の業績決定要因の商材化
客数UP 固定客の来店頻度UP 会員制度導入と販促割引カレンダーの親展による固定化戦略

@Aスーパーは売上高向上の為には客数UPが必要と検討し、その為には固定客の来店頻度UPが必要だと考えた。
A固定客の来店頻度UPをどのようにするかを具体的に商材化しなければ成果のでる動きは出来ない。
Bその為に販促割引カレンダーを配布し、徹底させる事を業績決定要因とし、Aスーパーはその為に会員制度導入を決めた
C販促割引カレンダーは毎月、旬の食材の割引クーポンを印刷しており、そのクーポンを持参する事で特典を受けられる
D会員入会時に販促割引カレンダーを配布し、固定客の来店頻度を図る事を業績を決まる決定要因として展開し、成功した

《2.業績決定要因を推進させる方法》
@業績差額の把握 @年間の目標売上高 1000
A年間の読める売上高 900
B差額金額(@−A) -100
A最重要業績決定要因の基本形の検討 差額金額100を埋める為の商材を検討する
B全社・全部門の突破口作戦展開の検討 差額金額100を埋める為の商材を実行レベルに落とし込む

今期の業績を決める決定要因というのは何か、それを見つけて、経営の基本方針というものを考えていく方が、実は経営の運営方法としては非常にやりやすい。これが、大事なことで業績の上がる経営計画書につながる。

《3.経営方針の立案方法》
@経営基本方針は総論では絶対に効果なく、重点・集中・徹底テーマが絞れず、戦う前から負け戦
A駄目な経営スローガンとして
・チームワークで頑張ろう
・世の中に認められる企業になろう。
B気持ちはわかるが、具体的に『誰が、何を、どのように、どのくらいで、いつまでに』の決め事が出にくい。
C決め事がないと実践は出来ないし、最大の問題は業績に貢献しにくい。
▲UP
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