X.既存市場・新商品領域の戦略

《1.ポイント》
@ここでは既存市場をいかに細分化していくかがポイント
A既存市場・顧客の種類細分化と既存市場・顧客のニーズ細分化のミックスで対応

《2.既存市場・顧客の種類細分化》
【クリーニング会社の事例】
クリーニング会社の事例

《3.既存市場・顧客のニーズ細分化》
【ケミカル・照明機製造販売会社の事例】
@市場の種類 A主要顧客 B顧客のニーズ・
ウオンツ・困りごとは
C  Bに対応する
商品・サービスの現状は
(他業者の動向)
D自社での現実性は
高天井の
工場・倉庫
倉庫 水銀灯を使用しているが、暗い。しかし切れても高所作業が伴うので交換が不便で放りっぱなし状態 LED照明があるが、直線的な照明になるので、完全交換には至らない。 当社の未来型照明の無極灯ならば、明るさ同じで省エネ50%。水銀を使用していないので、ダブルエコになり、勝算あり

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《4.高付加価値型商品への挑戦》
高付加価値を提供する企業は、顧客に対しての考え方が明確であり、世の中すべての生活者を顧客として捕らえていない。すべての生活者が満足する商品を提供することは当初からできないということを認識した上で事業を行っている。

@商品にはストーリーがある。商品の背景にある「ストーリー」を提供することによって、消費者は商品サービスをさらに深く理解し、それが商品の「付加価値」として受け取られる。
A発案者、開発者、見つけた人等の思いがある。その思いを伝える事である。生産者に親しみを感じ、より一層の共感を抱くことでコアなファンを増やし、商品力(ブランド力)を上げることになる。
B高付加価値展開企業の業種にかかわらない共通項
●相手に価値を感じてもらうための的確な商品価値の伝達活動出来ている
●自社商品の価値をわかってくれる消費者と関係性が出来ている高いロイヤルティを持つ顧客を多数持っている

《5.付加価値=商品の基本価値以外のオリジナルな価値を創る事》

例えば、同じジュースをA店は100円、B店は120円。
@この場合、間違いなくA店で買います。
A次に、A店は自宅から10kmの距離。B店は目の前とするなら、少量を買うなら、B店。まとめ買いならA店となるでしょう。(これは商品の基本価値とよばれるもの)
B今度は、疲れたから、いすに座り涼しい場所で飲みたいと思うと、その空間を提供しているお店で飲みます。そうすると、ジュースの価値が100円から300円に上がります。
↓
この付加価値=商品の基本価値以外のオリジナルな価値を創る事

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