V.成熟社会ではメンバー全員でチームを動かす発想が必要

《1.チームリーダーのリーダーシップ》
リーダーのリーダーシップとはチームに対し、目標達成に向け、進むべき方向性を示し、達成する為の条件を整備し、導いていくのがリーダーのリーダーシップである

(1)リーダーのチームに対するリーダーシップには、次の6点が重要
@方向性を立てる機能(向かうべき方向と目標を立案する)

自部門の方針,目標、そしてそのやり方をどうするのかを立案
A知らせる機能(向かうべき方向と目標を提示する)

自部門の方針,目標、手順を自分の考えとして、きちんと明示すること
B巻き込む機能(全社員で目標に向けてチャレンジする)

立案した目標を達成するために全社員で考え、工夫し,実践すること
C指示命令機能(各メンバーに役割を与える)

チームの目標・仕事を達成するために、メンバーに役割に応じた行動を指示命令
D問題解決機能(各メンバーの要望を聞く能力)

相手と同じ立場に立って、メンバーがリーダーに持っている要望を考え解決
E価値観を共有化させる機能(コミュニケーション)

価値観は考え方・判断を言葉にしたもの。この木の根っこが崩れるとチームは崩壊

《2.サブリーダーはチーム運営の代行者に》
(1)サブリーダーにマネージメント業務をやらせろ
中小企業で戦術・戦闘機能が上手くいかない要因に、チームリーダーがプレイヤー業務に追われる事でチームに戦術機能を考える人がいなくなり、結果、戦闘がデタラメになる事が多い
↓
その為にはサブリーダーにチームリーダーが行っているマネージメント業務をやらせる必要がある。

(2)サブリーダーにチームの問題を見せる事から始まる
問題がチームリーダーの目を通してのみ問題となるのではなく、サブリーダー、出来ればメンバー共通の問題として捉えられるようにしていく。
↓
基準の共有化、業務の標準化・仕組み化がされてこそ現状に対しての問題を共有化できる

(3)サブリーダーは3種類の現場職でチームとして動ける状態をサポートせよ
現場指導職 @業績づくりへの協力A生きたお手本としてメンバーの能力向上に協力
現場問題吸収職 @メンバーとコミュニケーションを積極的に交わしていくA公の場で問題を解決しよう
現場運営職 @サブリーダーにチームの問題を見せるAサブリーダーにマネージメント業務をやらせろ

《3.チームメンバーは自分の仕事に責任をもつ》
(1)自分の仕事は自らがリード役になる事 (2)自分で考え、判断し、行動しないと常識が欠如します (3)上司は上使。リーダーをこき使え (4)会社なりのやり方を真似る (5)チームの秩序を自らが守る

《4.成熟社会で求められる仕事内容の変化とは》
チームリーダー(経営者の分身を目指す)
チームをまとめる以外に、商品開発、販売エリア・チャネル開発等の戦略的な動きが必要。
チームに仕事、そして業績をもたらす仕事にチャレンジしていく事が求められます。
サブリーダー(チームを運営代行者を目指す)
チームを運営していくチームリーダーの代行をしていく事が求められます。
このレベルアップがないと、チームリーダーは戦略のテーマにチャレンジは出来ません
メンバー(サブリーダーの業務能力)
自分で考え・判断し・行動する。そして決められた事をキチンとこなしていく事です。
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