U.プレイングマネージャーだけではチームは動かない

《1.プレイングマネージャーとは》
(1)難しい役割
@プレイングマネージャーとはプレイヤーであり、マネージャーでもある状態。つまり、自分で現場の仕事の担当を持ちながら、マネジメントもこなす役割の方です。
Aサッカーで例えるとグラウンドでボールを蹴りながら選手交代等の作戦展開を考える人。現実的にサッカーの世界には誰もプレイングマネージャーはいません。それだけ両立させる事が難しい役割です。

(2)プレイングマネージャー体制の弊害
《マネージャーのプレイヤーとマネージャーの業務比率》
  プレーヤー業務 マネジャー業務
専任マネージャー 0% 100%
プレイングマネージャー 60〜80% 20〜40%

@チームのマネージメント項目が仮に20項目あるとしましょう。
↓
現実はプレイヤー業務比率が高いので、よくて10項目ぐらいができる項目でしょう

Aマネージメント機能不全
上の例で考えると、チームに必要な10項目のマネージメント業務はチームに存在していない事に…
つまり、プレーイングマネジャー制度の最大の欠点は、マネージメント機能不全に陥る事

《2.全員でチームを動かすプレイングマネージメント体制に発想を変えよう》

(1)プレイングマネージャーだけでチームを動かすなんてナンセンス
@チームの動かし方の発想を変えよう

マネージメントの初心者でも、まがりなりにも実践している現実
役職者しかマネージメントさせないと決め付けている
↓
見方を変えれば、誰でもできるのではないか?

今までの経験は誰も役に立たないノーサイド状態
全てのメンバーが仕事の質をより高いレベルへ
↓
プレイングマネージャーだけでチームを動かす事は難しい環境

プレイングマネージャーだけがチームを動かすのではなく、全員でチームを動かすプレイングマネージメント体制の考え方が自然

プレイングマネージャーだけでチームを動かすなんてナンセンス
↓
全員で結果をだすプレイングマネージメント体制が必要

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