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仕事の知恵袋
 
     
 
2012年4月23日 『現場力を付けないと業績は上がらない』

新緑の季節になり、新人入社等で気分一新になる時期でもある。
現場力を付けるとは、言い換えれば《自社の仕事を覚える事》でもある。
中堅社員を見て、よく疑問に思う事がある。
それは、自社でやらねばならない仕事の種類・レベルを理解していない点である。
仕事といっても多岐に渡る。自分が出来なければならない仕事を理解しないと現場力は付かない。
多くの中小企業は自社の仕事内容が把握されていない。
自社の仕事の中で社員は何が出来、何が出来ないかが確認できていない。
あるのは実績としての生産性だけである。
そうなると、社員の能力を判定するのは生産性だけで判断するしかない。
仕事のカンどころを上手く掴む社員はよいが、それが出来ない社員は自社の仕事を覚える事が出来にくい環境となる。
自社の仕事の一覧をつくる事をお勧めする。
仕事の一覧とは部署内における仕事を①大分類②中分類にわけ、中分類の仕事のカン・コツ・ツボをまとめる事。
何が出来なくて、生産性が上がらないかがわかるようになる。
つまり、原因がわかれば、対処もできるようになるのである。

 
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