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経営構造変化による経営理念を再考する必然性

【解説】
  経営理念とは、『この会社は何の為に存在しているのか、この経営をどういう目的で、またどのようなやり方で行っていくのか、という点についてしっかりした基本の考え方』を持つ事であると松下幸之助氏は説明している。
  松下氏は日本における『使命感経営』の第一人者であります。
  松下氏は事業経営の一番根本になるのは『正しい経営理念』であり、会社の存在理由・経営目的・経営方法についての『正しい経営理念』が根底にあってこそ、事業経営において大事な技術力・販売力・資金力・そして人がはじめて真に生かされてくるものだと確信していた。
  つまり、会社の上層部から現場に至るまでその精神を浸透させることが重要である。経営者として事業経営を上手くさせようと思うなら、まずしっかりした使命感・経営理念を持つ事が先決であり、社員に対し、常にそのことを訴え続け、それを浸透させていく事が大事と説いている。
  経営理念が成分化されている会社、されていない会社あると思います。
  経営理念とは紙に書かれた文章だけでは、何にもならないのであって、それが一人一人の血肉になり、はじめて活かされる。その為にあらゆる機会に繰り返し、繰り返し、訴えなければいけない。この繰り返しが使命感経営である。
  この経営理念の見直しを求められている会社が増えている。なぜなら、会社の構造を変えなければ生き残れない会社が増加している為である。
  理念を変える必然性は、会社が大きく変化する時にある。それが2012年になるでしょう。

 
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