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2016年12月12日  ◆ ◆ 外部環境が変化すると基本動作も変化する ◆ ◆


戦闘力の弱いメンバーに…

 

■外部環境の変化がもたらす影響

外部環境の変化がもたらす影響は、確実に現場の変化を求めてきています。

代表的な外部環境変化

●成熟化社会

●高齢化社会

●少子化社会

●グローバル経済社会

●複雑系社会(予測不可能な社会変化)ですが、これが企業に及ぼす影響は既存の商品・サービスを、既存の方法で提供すると、確実に売上高・粗利益率が下がる事に代表されます。

下がるから、

●既存商品を改良して、新規マーケットにぶつける

●新規商品・サービスを開発・開拓して、既存客にぶつける

●新規の商品・サービスを開発して、新規マーケットにぶつける  の方策が必要と

なっており、これを戦略ともいうわけです。

■命令は仕事の目的を明確に伝える事

 
上記の売上高・粗利益率低下の為の方策は、従来の仕事を比較すると、仕事の難易度がはるかに難しくなっています。

この事実が及ぼす影響は色々な現場場面で発生しており、その一つが上司がメンバーに行う命令・指示の出し方です。

厳密にいうと、『指示・命令』ではなく、『命令・指示』が正確な内容となり、その内容ですが、以下のようになります。

命令・・・行う仕事の目的を明確に伝える事

指示・・・行う仕事の手順を明確に伝える事

外部環境が現場に及ぼす影響で最大のものは、『仕事の難易度アップ』です。

ご存じのように、仕事は当初の予定通りには進みませんから、『P-D-C-Aサイクル』の考えがあるわけです。

上司がメンバーにその仕事の目的を明確に伝えないと指示を出した時から状況が途中で変化する事が多くなってきています。

この時に、その仕事の目的を理解しないとお手上げ状態になり、上司にお伺いを立てる戦闘力の弱いメンバーになります。

■指示とはOJT(現場での教育)も含めた基本動作

又、仕事の手順についても同じです。

仕事の難易度が上がる事で、ルーチンワークでもやり方を改良したり、新しい仕事の数が多くなっています。

このような状況で上司はメンバーのその仕事に対する『経験値・知識・技術レベル』を確認して、実際に一人でできるかを確認しないとうまくいかない現象が多発しています。

つまり、指示を出した時に、メンバーがその仕事ができるかどうかを根拠を持って確認する事が指示には、必要になっています。

指示とはOJT(現場での教育)も含めた基本動作に、外部環境変化が変化させています。

基本動作とは、人・チームを動かすために必要な動作です。

外部環境が変化すると

●社会が変化し、 ●経済が変化し、  ●産業が変化し、  ●業界が変化し、

●会社が変化し、 ●そこで働く人・チームも変化する事になります。

 
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