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仕事の知恵袋
 
     
 
2016年9月26日 ◆ ◆社長がいなくても会社が運営される状態をつくる ◆ ◆


後継へのバトンタッチとは、・・・




■人には寿命があるが・・・

人には寿命がある。しかし、法人に寿命があってはいけない。

だから、バトンを受ける役割の後継者が必要となる。

日本人の平均寿命は男が75歳、女が86歳とされているが、日本の会社の平均寿命は30年とも、35年ともいわれている。

何故、人の寿命より法人の寿命が短いのか?(勿論100年以上の会社もあるが)

それは経営者の経営者人生によるところが大きい。

経営者のゴールデンエイジは55歳から65歳である。

30歳前後から現会社に携わり、色々な経験を踏んで、経営者人生20~40年で開花するのはこの10年である。

人の人生は自分が主役で幼いころから老いる迄、自分の事を中心に動いていく。

しかし、法人は『一人の経営者が法人を司るのは20~40年』である。

即ち、一人の人間が永続的に経営を司る事は出来ないのである。だから、後継の在り方によっては継続して繁栄出来ない事もある。

継続して栄える為にはどうしても『後継』のキーワードは外せない。

■あなたがいなくても勝手に稼ぐチーム

後継へのバトンタッチとは、違う視点で考えると

【社長であるあなたがいなくても、会社が運営される状態をつくる】事でもある。

岡田充弘 氏が記した【あなたがいなくても勝手に稼ぐチームの作り方】の中で紹介されている≪自分抜きでも仕事を回すにはどうすればいいか?≫の5つのポイントをご紹介します。

◇一歩下がる

リーダーが現場の仕事に入り込みすぎると、今のやり方を疑わなくなり、成長しない。リーダーは一歩下がるくらいがちょうどいい。

◇オフィスからいなくなる

リーダーがオフィスからいなくなれば、メンバーは否が応でも自分で問題解決しないといけない。メンバーは自分で考え、行動し、失敗し、どうすればうまくいくのかを考え、成長する。

◇ポジショニングをする

自立したメンバーほど「役割」と「権限」を意識する。この定義が曖昧なほど、その都度リーダーに確認を取らないと動けなくなる。

◇役割を変える

1人の人が同じ役割でずっと仕事をすると、やり方が固定化され、その人にしかできない仕事になってしまう。

◇標準化する

業務のやり方がバラバラであると、業務上のいたるところで迷いが生じる。仕組みやルールを整備し、仕事の標準化を進める。

ぜひご参考にしてください。

 
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