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2014年9月22日 社長との触れ合い密度は会社の成長要因


  
25年の経営コンサルタント活動を通じて、会社経営に必要な絶対的法則がある事をいくつか発見しましたが、その内の一つに《社長が社員と一体一で触れ合う時間が長い会社は必ず成長する》がある。

社長が社員と一体一で触れ合うとは、個人面談であったり、営業・現場動向や社長からの教育の事である。

人間の本質欲求に人から認められたいとする欲求がある。

社長と触れ合う時間が長い事で、社員は自分を理解してもらいたいとする基本的欲求が満たされる。

これは、中小企業独特の感覚で、これが度を過ぎると社長に認められる為に働くという変な価値観になってしまい、古参幹部を生む原因になる。

先日、ある会社の経営計画発表会に参加させていただいた。

16年前に経営計画発表会を始めた当時、社員数60名の会社が現在は、250名までの規模に成長されている。

今回、16年前に初めて発表会を行った会場で、16年ぶりに原点に戻る形で発表会を行われた。

16年前は主役が社長のみで王将と歩の経営。

《社長こけたら皆こける状態》の会社運営でしたが、今回の発表会は、幾人も主役(幹部)がいて、堂々とした発表内容、そしてその成長した陣営。

社長を始め、幹部・社員の皆様の努力で大きく成長された。

王将に金・銀・飛車・角が自前で揃ってきている様子が伺えて、頼もしく感じました。

 この会社の社長も社員との触れ合いを最も大切にされ、その時間をつくり、土日関係なく、社員に対し、勉強会を開いたりされている。

教育の考え方は色々ありますし、あってよいと思います。

自論ですが、教育で絶対的にいえる事は、《教育は儲かるもの》である。

つまり、教育は時間と費用の投資であり、そのリターンはやり方・本気度・能力等によって、成果の出方は変わりますが、必ず返ってくる。

薬で例えると、劇薬ではなく漢方薬が教育の本質。

飽きズ・空かズ・諦めズの3ズの精神で望む事がポイント。

 
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