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2014年2月24日 顔つきをよくする



リンカーンにまつわる有名な言葉がある。

ある時、リンカーンにある人が一人の秀才を秘書官として推薦した。

リンカーンはその男の顔を見ただけで『ダメだ。顔がよくないから』といって断った。

推薦人は『顔は生まれつき。本人の責任ではないのでないですか。』と抗議した。

すると、リンカーンは『40歳を過ぎた男は、自分の顔に責任がある』と答えた。その人の40年がいかなる軌跡をたどってきたかは、当然その人なりの人相をつくる。顔つきは顔立ちよりが肝心で、その人の本質を示す。

中小企業は「 人なし・金なし・物なし・管理なしのナイナイづくしと1人3役4役の兼任主義」の顔立ちで生まれた。

しかし小さいながらも良い会社を創っているは、会社の顔つきがよい。

会社の顔つきとは経営基盤の磐石度であり、社員の働き甲斐・ヤリガイ度合いの高さであり、利益率の高さであり、財務状態の安全性である。

経営には、守れば天国の「目標原則」と、崩すと地獄の「現実原則」がある。目標原則とは、これができれば経営が楽になるという原則で、現実原則とは、絶対に外してはいけない原則である。

例えば、借入金に関する目標原則は以下の3点。

○支払利息は営業利益の3分の1以内に押さえる

○借入金は月商の3カ月以内に押さえる

○借入金は総資産の30%以下に押さえる

顔つきをよくするとは信条や基準を守る・貫く事が生まれてくるものでもある。

 
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