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2013年11月5日 全社重層営業



全社重層営業とは、全社の重層にわたって営業活動を行う事で3つのポイントがある。

一つ目は、担当の営業マンだけでなく、営業部長や、トップ層と共に定期的に顧客を訪問していく営業の上から下までの階層対応。

そして二つ目は、営業と他部門が協力して、直接・間接訪問を行う部門横断対応がある。

営業マンが自分とのつながりだけで顧客との密着化・固定客化を図るのではなく、全社的に担当営業マンをバックアップする体制をつくり、全社挙げての固定客化を促進するのが狙いである。

顧客との接点を担当営業マン以外にも増やし、点から面へと顧客との接触を拡大していくことが目的。

従って、その層により、頻度は異なっても訪問のやり方を定期化しておくことが固定客化への有効手段。

そして三つ目は、全社重層営業の視点を顧客サイドにも仕掛ける事で、顧客の組織のスキ間を埋めていく事である。

営業マンは、顧客の担当者、担当者の上司しか知らないケースが多い。

これでは人間関係面もスキ間が大きすぎて、顧客の固定客化も密着化も図りにくい。

顧客に商品を販売する際には、仕入担当者、経理、役員等が購入の決定・オペレーションに関係する。

顧客を訪問した際には、直接の発注担当者へのみ面談するのではなく、関連部門へも顔を出し、顔つなぎをしておく事で、重要な情報や社内変化の情報が聞けたりもする。

全社重層営業は会社の持てる資源・ノウハウをフルに活用する全社営業でもある。

 
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