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2021年8月4日◆ ◆ リーダーのリーデイングスタイル ◆ ◆

メンバーを公平に扱う事と同じように接する事は・・・

リーダーのリーデイングスタイルとは、人・チームの動かし方のスタイルです。
 
■3つの階段があるメンバーの動かし方
リーダーのメンバーに対する接し方を、相手や状況、チームの成熟度によって接し方を変える事です。多くのリーダーは、誰に対しても同じように接する事がベーターを考えている。
 
しかし、これは大きな間違いです。メンバーを公平に扱う事と同じように接する事は違います。リーダーのメンバーに対する接し方は、相手や状況、チームの成熟度によって選択する事が大切。
 
指示待ちのメンバーには、具体的に指示を出す事が必要だし、一匹狼のメンバーには力で押えようとすると反発するだけです。手のかかる人・かからない人、経験のある人・ない人等で必然的に接し方は変わりますし、同じ人でも緊急時には独裁型の指示命令が求められるように、状況によっては、対応の仕方は変わります。
 
代表的なリーディングスタイルは以下の3段階になります。
 
●第1段階は力でメンバーを動かすケース
●第2段階は仕組みでメンバーを動かすケース
●第3段階は仕体性でメンバーを動かすケース
 
■仕組みでメンバーを動かす
例えば、第2段階の仕組みで動かす場合は、以下の点がポイントになります。
人・チームを動かす事に関する考え方やチーム運営方法をルールの積み上げ、落とし込み、仕組みをつくる事でメンバーを動かすパターン。このやり方の特徴は、メンバー間の個人能力・経験の差が関係なくできます。基本的な考え方や仕組みがチーム全体に浸透するので、メンバーの底上げが早くなり、メンバーもチームを動かすポイントを理解する事が出来るので、動きやすくなります。反面、リーダーの考えが根付くまで、時間と根気が必要となります。又、複雑にしすぎると拒否反応が起こります。考え方やルールでチームを動かす事がプレイングマネージャー体制の第1歩です。
 
ご参考にしてください。
                               
                             以上
 
                                                 マイスター・コンサルタンツ株式会社
                 代表主席コンサルタント 小池浩二
 

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