あれといえば、これだな・・・
■あれといえば、これだな
ブランドを簡単に説明すると、『あれといえば、これだな』となります。
代表的なものに次のブランドがあります。
・高級衣料といえば、シャネル
・宅配サービスといえば、クロネコヤマトの宅急便
・炭酸飲料といえば、コカ・コーラ
・動物園といえば、旭山動物園
・せんべいといえば、かっぱえびせん
そもそもブランドとは他人の牛から自分の牛を区別する為に焼印を押した事が語源です。
商品やサービスは、技術・製法に基づくものですが、ブランドは商品やサービスに顧客の認識や感情が付加された無形の財産となります。
■顧客の認識と行動の関係
ブランドは、企業に長期的な利益を生み出す資産として捉える事が出来ます。その理由は、商品・サービスに対する顧客の認識と行動の関係で考えるとわかりやすい。
〇商品・サービスの情報での認識
広告でみた・評判をよく聞く・皆が持っている
〇商品・サービスの体験での認識
使った事がある・買った事がある・店でみた
〇商品・サービスの知識・記憶での認識
知っている・分かる・気に入っている
〇商品・サービスの選択の行動
企業を選ぶ・商品を選ぶ・継続して買う
このブランドがもたらす効果は、競合との差別化・価格競争の回避・顧客の固定化・プロモーション活動の効率化があります。
■ブランド構成要素であるポジショニング
ブランドを構築していく構成要素の一つに、マーケット・顧客に対する商品・サービスのポジショニング(位置取り)があります。下記に記しているのは、その作成方法の一部ですが、ご覧の皆様で( )の中を独自に考えてみてください。
〇(ターゲット顧客層)の
〇(潜在ニーズ)に対して
〇(問題解決方法)を提供する事により、
〇(顧客メリット)を実現し、
〇(競合他社)と比べ、
〇(差別化要素)の点において優れている
自社商品・サービスのブランドづくりのイメージは沸きましたでしょうか。
簡単なブランドの一言イメージは
●自社は(〇〇商品・〇〇サービス)を通して
●マーケット・顧客に(何を)売っているのか?
これを考える事です。
ご参考にしてください。
以上
マイスター・コンサルタンツ株式会社
代表主席コンサルタント 小池浩二