コラム

仕事の知恵袋

2021年5月22日◆ ◆ 仕事が集まる会社 ◆ ◆

仕事を引き受けるだけの技術力が自社にあるのか?

■固有技術
創業し、10年以上経過している企業には、必ず固有技術がある。
あるから10年操業できている。その固有技術の視点は、ものを生産するための技術、サービスを生み出すための技術、個々の分野での特有の技術、自社製品・サービスの中核となる技術です。
 
企業の戦略の組み方は、弱みを克服する戦いより、強みを磨いていく戦い方が基本となります。マイナスをゼロベースにする戦いより、強みを伸ばす戦いの方が成果は出しやすい。
その戦い方のキーポイントとなる武器が固有技術です。
 
■高い技術力
どこにもない・出来ない固有技術や他社にもあるが、我が社がずば抜けている・優れている固有技術を見つける事は、戦略構築の大切の方法です。中小企業にはコア技術を見つけて、それを磨きあげて戦略展開をしていく発想があまりありません。
 
現在は、基本価値に自社にしか出来ない価値をマーケット(消費者・法人)に付加提供できる企業が求められています。その付加価値のつくり方が自社の固有技術力を背景とする内容です。この内容は、数年前から説明をしておりますが、2019年よりその流れが加速度的に、革新的に変化しており、成長企業の要因になっています。
 
単純な言い方ですと、『現在の高い技術力(広い意味)が求められる仕事を引き受けるだけの技術力が自社にあるのか?』という事です。これに対応できる企業に仕事が集まっている状況です。会社の成長とは,『人の増加ではなく、仕事の増加』によるものです。難易度の高い仕事に対応する技術力が企業成長の要諦になっています。
 
ご参考にしてください。
                               
                             以上
 
                                                                                マイスター・コンサルタンツ株式会社
                                              代表主席コンサルタント 小池浩二
 

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