コラム

仕事の知恵袋

2021年3月19日◆ ◆ 命を紡いでいく後継というキーワード ◆ ◆

一人の人間が永続的に経営を司る事は出来ない・・

■人と会社の寿命
 
人には寿命がある。しかし、法人に寿命があってはいけない。
だから、バトンを受ける役割の後継者が必要となる。日本人の平均寿命は男が81歳、女が87歳とされているが、日本の会社の平均寿命は30年とも、35年ともいわれている。
 
因みに会社創業後の生存率ですが
●1年後の生存率(新生児)・・約72%
●3年での生存率(幼稚園)・・約50%
●5年での生存率(年長さん) ・・約40%
●10年後の生存率(小4年) ・・約26% となっている。
 
何故、人の寿命より法人の寿命が短いのか?(勿論100年以上の会社もあるが)それは経営者の経営者人生によるところが起因する。
 
■経営者のゴールデンエイジ
 
経営者のゴールデンエイジは55歳から67歳である。
30歳前後から現会社に携わり、色々な経験を踏んで、経営者人生20~40年で開花するのはこの12年である。
 人生は自分が主役であり、生まれてから死ぬ迄、全て自分の事であるが、法人は『一人の経営者が法人を司るのは20~40年間』である。
即ち、一人の人間が永続的に経営を司る事は出来ない。だから、後継の在り方によっては継続して繁栄出来ないようになる事もある。
継続して栄える為にはどうしても『後継』のキーワードは外せない。
 
ご参考にしてください。
                               
以上
                                                 マイスター・コンサルタンツ株式会社
                 代表主席コンサルタント 小池浩二
 

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