業績の公開は大切であるが・・・
■我が社の業績とは何か
業績の公開は大切であるが、そもそもあなたの会社の業績とは一体何だろう?
売上高、売上総利益・営業利益、経常利益、経常収支、1人あたりの付加価値高等と色々ある。まずは、自社の経営レベルに応じ、「我が社の業績とは何か」を定めること。社員が売上総利益を理解していないレベルで、営業利益といわれてもチンプンカンプンになる。
経営数値は専門学であり、その意味やしくみを理解していないとわからない。しかしその最低知識を理解することは難しくないので、順次レベルを上げれば対応が出来るようになる。
次に業績を定めたら、社員1人ひとりに到達度を確認させる。例えば1人あたり付加価値高(月間)の基準が100万とする。この基準に照らし、今月は「○」か「×」を明確にすることである。
・「×」ならばあと幾ら足りないか
・そしてどのようにすれば達成できたのか
これを反省し、次の月に生かす。この繰り返しが基本である。そして全社員を特定の数値監督者にすることである。
■数値項目に興味を
特定数値とは、売上高、売上総利益などの経営基本数値であったり、特定商品の在庫数、新規開拓数、クレーム数などの管理指標である。一人ひとりが数値の責任者になると、必ず責任を持って数値を押さえるようになる。そしてその数値項目の担当を3カ月単位で交代させると、いろいろな数値項目に興味を持ち、理解が促進され、共有化が図れる。
ご参考にしてください。
以上
マイスター・コンサルタンツ株式会社
代表主席コンサルタント 小池浩二