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仕事の知恵袋

2020年10月15日◆ ◆ 自社の生産性基準づくりを考える ◆ ◆

会社内にオリンピック選手もいれば、部活レベル選手もいる

■数字は『人を迷わせない』言葉
 
数字は『人を迷わせない』言葉であるから、日本語で一番正しい言葉といわれる。
 
●1+1=2
●青色で何を想像するかと聞かれたら
 
・ある人は空
・ある人は海
・ある人は信号と答えるかもしれない。
 
つまり、数字の答えは誰に聞いても1通りしかない。会社の計数は家庭の家計簿とよく似ている。読み方を訓練すれば誰でも理解できる。リーダークラスには、基本的な経営計数の仕組み・その意味合いを勉強会を通じ、よく理解してもらう事が必要。そして自分達で計画を立案でき、業績数値の予測が出来る能力を身に付けてもらう事が経営チームメンバーの必須力量になります。
 
■自社の生産性基準づくり
昨今の気象は気象学的に異常気象の連続である。では、何故、異常気象と断定できるかを考えていただきたい。それは過去のデーターを基に平均気温・雨量等の平均値・傾向値出しているからである。つまり基準がある。しかし、中小企業においては異常を見つける為の標準値・平均的現象の基準があるようでなかったり、あっても特定の人しか知らなかったりする。
 
『生産性は態度なり』
 
代々受け継がれている名言である。仕事はアコーデオンのようにやり方次第で伸ばす事も出来れば、短くする事も出来るという意味である。仕事の内容・進め方は理解していても、時間当たりの数量、一人当たりの値等がなければ、仕事はアコーデオン状態になる。オリンピック参加の為には最低ラインの標準記録がある。この標準記録を超えなければ、幾ら国内NO1の選手でも参加出来ない。
 
これと同じ理屈で
・自社の社員として
・製造部門の社員として
・営業部の社員として
・総務経理部の社員としての標準記録がなければいけない。
 
そうしないと会社内にオリンピック選手もいれば、国体選手もいるし、おまけに部活レベル選手もいるチームとなり、戦略の足並みが揃わず、バラバラ集団になる。
 
ご参考にしてください。

   以上
 
 
                                 マイスター・コンサルタンツ株式会社
                                 代表主席コンサルタント 小池浩二
 

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