コラム

仕事の知恵袋

2019年4月18日◆ ◆ 仕事の達成レベルを早める方法 ◆ ◆

成長しにくい環境が・・・・

■仕事の実務能力アップにおける中小企業の実態
 
多くの中小企業は自社の仕事内容が把握できていません。
自社の仕事の中で、社員は何ができ、何ができないかが確認できていないのです。あるのは実績としての生産性が十分かどうかで判断するしかない。そうなると、目標の達成をベースにしたモノサシしかなくなり、社員の成長プロセスを業務面から追えなくなります。
目標の達成度合いとメンバーの仕事の知識・技術の因果関係が見えてこないのです。これでは、何を勉強すれば、どの仕事ができるかがわからないので、教育のやり方がわかりにくい。仕事のカンどころを上手くつかむ社員は、先輩の仕事を盗んで対応できますが、それができない社員は自社の仕事を覚える事ができません。結果、一般社員・中堅社員が成長しにくい環境ができあがってしまうのです。
 
             
■仕事を教えやすくするためには、仕事を分解する事
 
仕事を分解するとは、仕事の種類を理解し、仕事の遂行について、その手段・方法を解りやすくすることです。つまり、職場の中核となる中分類・小分類が教える仕事となります。
仕事を分解すると、職場の中核となる中分類・小分類の仕事を覚えるスピードが速くなります。中小企業が個人商店の集まりといわれる要因は、仕事のカン・コツ・ツボを会得する方法が個人任せになっているからわけです。つまり、共通の判断基準を社員に植え込むことにより、社員の成長は著しく早くなります。たとえば、料理のレシピ本を見るより、料理番組やYOUTUBEを見て料理をする方が、コツを教えてくれるので簡単に料理ができる事と同じ理屈で、これがスピードアップのポイントです。
 
ご参考にしてください。

     以上
 
                                 マイスター・コンサルタンツ株式会社
                                    代表主席コンサルタント 小池浩二
 

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