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2013年5月13日 魅力を感じる営業マン

ゴールデンウイークに住宅展示場に行ってまいりました。

9月までに契約をすれば、消費税5%維持になる為に、来場者は多い。

特に子供が小学生低学年の一次取得者が目立つ。

販促企画として特に目新しいものはないが、子供向けのヒーローショーは定番で企画され、子供さん中心に盛況であった。

その住宅展示場に一条工務店が出展していた。

この一条工務店は浜松で創業し、成長してきた注文住宅である。

北の土屋ホーム、東の一条工務店、西のエスバイエルと成長を注目されてきたハウスメーカーである。

売り出し当時は総檜づくりの数奇屋を売りにしてきた。

モデルハウスを見学した時に驚いたのが、ただ単に家を建てるだけではなく、一条らしさを出す為に建築部材、生活パーツまで独自に開発している点である。

例えば、湯船の温度を下げさせないようにバスタブを4重構造にし、風呂のふたも厚さ3センチで熱が冷めにくいお風呂を提案している。

6時間で1度、12時間で2度しか温度が下がらないらしい。

一条工務店は外壁や窓などのエクステリアから、キッチンなどの設備などで業界最高レベルの快適性能を追求する事を開発方針にしている。

勿論、専門メーカーではないので、できない部分は専門メーカーとタイアップして開発をしているそうだ。

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開発だけなら、マーケテイングにならない。

一条工務店の担当した営業マンはその開発技術・製品を興味を持たせる話と共に、感動させる演出にも力を入れている。

住宅展示場には数多く行っているが、営業マンが自分でバスタブに入り、バスタブの特徴をあたかも風呂に入っているかのごとく、そのフイーリングを臨場感を持って説明をする営業マンは初めて見た。

【自分の商品に自信があり、それを伝え、解かってくれなければしょうがない】との気持ちが伝わってくる。

そうなると、こちらも真剣に話を聞かないと悪い気持ちになるから不思議なものだ。営業マンの熱意にやられた感じである。

他社がどうこうではなく、ぶれない軸を感じる営業姿勢が伝わり、説明を聞けば聞くほど、魅力を感じる営業マンであった。

 
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