2016年10月11日 ◆ ◆ メンバーの仕事能力をアップさせる褒め方 ◆ ◆
「ほめる」とは、説得の技術で・・・
■チームの信頼感アップ
人間の原始的な欲求の中に、人に認めてもらいたいとする欲求と組織に属したいとする欲求があります。
子供が鉄棒の逆上がりが出来ると『僕を誉めて』とおねだりする行為や母親が他人の子供を抱っこすると自分の居場所を取られた気持ちになり、やきもち泣きをする行為はこの典型的な事象です。
誉める事の本質とは、その人を認める行為であり、チームの大切な一員として考えている事を示す行為です。
チームの信頼感やチームワークをアップさせようとするならば、小さなことにも気がつき、ほめる事は大切になります。
■具体的にほめる事
ほめる場合はより具体的にほめる事がポイントになります。
『すごいね、よくやってくれた』という誉め方より、
『○○君のおかげで、来月の見通しが立ったよ。社長も喜んでいたよ』の方が具体的です。
つまり、『なにが、なぜ、どれほど良いのか』を説明します。
20代のメンバー世代は、ほめられながら育ってきた世代です。だから、具体的にほめることの重要性が求められます。
■誉める際のポイント
『頑張れ』だけで頑張れる人はいないといいます。
「ほめる」とは、説得の技術であり、早く仕事を覚えて欲しい、成長してもらいたいと動機付けすることです。
誉める際のポイントは
〇できたその場、その時にほめる事
〇行動プロセスをみて、結果だけを見ない事
〇自分が何をどのように評価しているかを明確にすること
〇普段からプラスの声かけをしていく
〇第三者を通して、間接的にほめる事も重要
〇あなた自身の正直な感想・意見を、率直に語ること
〇TPOはあるが可能な限り、人前で誉める事です
■小さなことでもほめる
リーダーは,部下たちの仕事ぶりを「当たり前」の事と見がちです。
・それが仕事だから
・そのくらいできて当たり前
・やって当然
などといった具合です。
しかし
・小さなことにも気がつき,自らすすんで実行する
・仲間の立場で考えて,ひと声かける
などの一見些細なことを積み重ねてこそ,信頼感やチームワークが確立される。
したがって,「小さなことでもほめる」「目立たない長所や努力を探し出してでもほめる」ことが大切となります。 |