2013年12月16日 メンバー全員がリーダーと同じ気持ちの組織
フォロワーシップという言葉があります。
分り易く説明すると、組織・リーダーに対するメンバーの主体的協力です。
メンバーが目的を共有するチームを機能させる為に上司やチームメンバーに対して、主体的に働きかけることです。
決して受身で行うことではなく、自律性と主体性がポイントです。
フォロワーシップの提唱者である米国カーネギーメロン大学のロバート・ケリー教授の調査によると、組織が出す結果に対して「リーダー」が
及ぼす影響力は1~2割。対する「フォロワー=チームメンバー」が及ぼす影響力は8~9割にものぼるそうです。
組織改革を始めるのはリーダーですが、完遂させるのはフォロワー=チームメンバーです。
フォロワーシップの効果として
●指示待ち的な姿勢が、自律的に考えて行動する姿勢に変わる
●人間的な好き嫌いに依存することなく、上司と仕事をするようになる
●上司の立場で考えることにより、マネジャーとしての予備的訓練になる
●一匹狼的な動きが、他メンバーと協働する動きに変わる
フォロワーシップとは、メンバー全員がリーダーと同じ気持ちの組織を目指す考え方でもあります。
組織において個々のフォロワーが自律的に動くことで、猛烈な変化のスピードに対応し、「自ら考える組織」へと変わるといわれます。 |