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2013年11月11日 理論と実践は車の両輪



理論をおしまげ、どこにでもくっつけられるのが理屈。

だから、理屈っぽい人は嫌われる。

理屈どおりにはいかなくても、理論どおりにいかないことはない。

【理屈は嫌い、成果は理屈ではなく、実践だ】と頑なになる人がいる。

確かに、成果は実践である。しかし、効率性や再現性、マネージメント、戦略等には基本原則がある。

この基本原則は理論であり、理論は【ものの道理】でもある。

理屈抜きにカンと経験と実行力だけでやってきたつもりだが、本質はそうではない。

会社経営の基本中の基本は【やらねばならない事をやる】【やってはいけない事をやらない】である。

この原則を踏み外さないから、今日がある。

確かに【理屈をこねずにやってみろ】というのは正しい。

しかし、実践のスピードが速くなる今日では目で見て覚えろ、盗んで覚えろだけでは、環境についていけない。

理論否定病の人が困るのは、目で見て覚えろ、盗んで覚えろと考えが強い点にある。

理にかなってやってきた事は理論である。

理論を知る事で、改めて深く理解する事、伝える事が容易になる事、ポイントを知る事での仕事の成果の出しやすさ等と効能はある。

そういう意味で理論と実践は車の両輪である。

 
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