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2013年10月15日 社長が知るべき基礎的財務知識



経営の状態を表すのに、感覚だけではなく、多くの人が理解できるようにするには数字で状態を表す事が必要になります。

計数は方針決定や人を動かす為に最低限必要な重要な情報です。

その為に基礎的財務知識の3点セットがあります。

それは、●貸借対照表 ●損益計算書 ●資金繰表であります。

貸借対照表は資金の調達・運用・財務基盤の成績表。

略称B/S(Balance sheet)といい、一定時点(年度計算であれば年度末、月度計算であれば月末)における、企業の財務内容(資産・負債
・資本)を表したもの。

基本的な構造は、 資産=負債+資本であり

●資産(現金預金・売上債権・固定資産・その他資産)…資金の運用形態

●負債(買入債務・借入金等)・資本(資本金・利益)…資金の調達源泉

≪貸借対照表を見る場合のポイント≫

●総資本に対して十分な利益があがっているか?

◇総資本に対する経常利益の比率は、メーカー15%、商社10%が目標

●借入金は過大でないか?

◇総資本に占める長期および短期借入金の比率は30%以下が標準

●流動負債より流動資産の方が多いか?・・・流動比率120%以上

●総資本に占める自己資本の割合が小さくないか?

◇自己資本比率30%以上

●固定資産は、固定負債と自己資本の範囲内か?

●売上債権(売掛金+受取手形+割引手形)の方が支払債務
(買掛金+支払手形)より多いか ?

●流動資産の中に不渡手形、回収不能売掛金、不良在庫等の不良資産が多く含まれていないか?

●仮勘定(仮払金や仮受金など)の残高が多くないか?

是非一度、ご自身の会社をチェックしてみてください。

 
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